屋根診断

✔️ 新築を建てる時に一番安く済まされるのは"屋根"や"外壁材"

どうしても金額を下げるために、屋根・外壁材は安いものが選ばれがちです。屋根塗装や外壁塗装などのメンテナンスを怠ると、トラブルが起きやすくなります。

どうしても金額を下げるために、屋根・外壁材は安いものが選ばれがちです。屋根塗装や外壁塗装などの
メンテナンスを怠ると、トラブルが起きやすくなります。

✔️ 過酷な環境にさらされている屋根

屋根や外壁は雨風だけでなく、太陽光にもさらされています。山間部、沿岸部でも痛み具合が異なります。

✔️ 塗装の耐久年数が過ぎたけど、放ったらかし…

食品にも賞味期限があるように、屋根や外壁材にも耐久年数があります。これを過ぎてほったらかしにしてしまうと、屋根・外壁材ともにボロボロに劣化してきます。
一定以上の劣化になってしまうと、塗装では対応する事ができなくなってしまいます。
その場合、屋根・外壁材そのものを張り替えるか、その上から重ね貼りするかの高額な改修となります。

当社では屋根にかかわり31年のベテラン診断士が在籍しております。日本瓦、洋瓦、カラーベスト、板金、スレート屋根まで全ての屋根を熟知したプロによる診断が可能です。

劣化部分に対する具体的な診断書をご提出。写真だけ見せてここが痛んでいるから直しましょう!ではなく、なぜ痛んでいるのか?どのように修繕したらいいのか?をわかりやすくご説明します

静岡リフォームの強みは、なんといっても社員全員が有資格者の集団です。リフォーム業界も年々増えていく中、診断する担当者の経験が浅かったりしたら的確な診断がおこなえません。お客様のためになるスタッフ&職人が真心を込めて診断にあたれるよう、常に教育・現場訓練に力をいれております!

コロニアル(カラーベスト)屋根の住宅で、築10年が経過している場合は、メンテナンス時期と考えていいと思います。

しかし、メンテナンスとひと口にいっても、劣化具合によって、塗装・葺き替え・カバー工法など適切なメンテナンス方法が違ってきます。

さらに、築年数によってはアスベストが気になる方も多くいらっしゃると思います。
今回は、そんなコロニアル(カラーベスト)屋根について、さまざまな観点から説明していきたいと思います。

そのため、ご自宅の屋根がコロニアル(カラーベスト)屋根の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1  コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンスについて

1.1  720年で塗装などのメンテナンス・補修をしよう

1.2  コロニアル(カラーベスト)屋根の寿命は1035

1.3  防水シートも1030年で交換しよう

2  コロニアル(カラーベスト)屋根の主な劣化症状

2.1  ①屋根そのものが色褪せている・ツヤがない

2.2  ②反り・割れ・ヒビ・欠け・剥がれの発生

2.3  ③コケ・藻・カビの発生

2.4  ④棟板金の釘が浮く・抜ける

3   コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンス費用相場

3.1 「縁切り・タスペーサー」の重要性

4   コロニアル(カラーベスト)屋根の葺き替え・カバー工法の費用相場

5   アスベストの危険性と処分費用

5.1  いつの時期の屋根がアスベストを含んでいるのか?

5.2  アスベストを含む屋根の撤去費用

6  まとめ

コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンスについて720年で塗装などのメンテナンス・補修をしよう

コロニアル(カラーベスト)屋根は、築10年が経過する頃から劣化が始まるものがあり、防水シートも10年経過を目安に平均的に耐久年数を迎えます。

さらに、他の屋根周辺部位である「棟板金」や「漆喰」も、1020年が補修の目安時期のため、同時にメンテナンスが可能ならば理想的です。

しかし、コケの発生や塗膜の激しい劣化、瓦の割れなど515年で劣化症状が見られる家もあります。

劣化箇所を発見した場合は、あまり先延ばしにせずに早めの点検・メンテナンスを実施することをおすすめします。

コロニアル(カラーベスト)屋根の寿命は1035

コロニアル(カラーベスト)屋根は、製品によって差があるのですが、耐久性の高いものであれば2030年、長寿命のものなら35年ほど持つといわれています。

もちろん10年に1度くらいの頻度で塗装をおこなっている屋根は、メンテナンスをしていない屋根と比べて寿命が延びやすいといえます。

ただし、先述したように製品によっては1015年程度で劣化が見られるものもあるため、注意が必要になります。

劣化が促進している場合は、単に再塗装をしても防水力に不安が残る可能性があります。

ゆえに、単純に築年数だけで判断するのではなく、リフォーム業者などのプロに調査をしてもらったうえで施工方法を決めることをおすすめします。

防水シートも1030年で交換しよう

コロニアル(カラーベスト)屋根に限らず、屋根材の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが敷かれています。

防水シートの耐久年数は1030年といわれており、屋根材よりも短いです。

そのため、屋根材に劣化が見られなくても、防水シートの劣化が進んでおり防水力は大きく下がっているというケースもあります。

その場合、葺き替えやカバー工法が必要になるかもしれません。

結論、最低でも10年に1度の頻度で部分補修をするとよいでしょう。

コロニアル(カラーベスト)屋根の主な劣化症状

ここからは、コロニアル(カラーベスト)屋根によく現れる劣化症状について説明していきたいと思います。

症状が発生する原因や、メンテナンスをせずに放置した場合のリスクなどを紹介していきますので、お見逃しなく。

①屋根そのものが色褪せている・ツヤがない

塗装が紫外線や雨水などの外的要因によって、少しずつ劣化し色褪せたり、ツヤがなくなったりします。

塗膜が薄くなることで防水性が下がり、塗膜の下のコロニアル(カラーベスト)の主成分であるセメントに水が吸収されやすくなります。

見た目だけの劣化ではないため、再塗装などでメンテナンスを検討すべきです。

②反り・割れ・ヒビ・欠け・剥がれの発生

表面の塗膜が薄くなることで防水性が下がると、コロニアル(カラーベスト)屋根は水分を含むようになってしまいます。

雨や凍結などで水分を含んだ屋根は膨張して、その後に日差しが当たると乾燥して急激に収縮をします。

これを繰り返すことで、反りやヒビ、割れが発生してしまうのです。

ほんのわずかなヒビなどであれば、塗装や部分補修で対応できるかもしれませんが、一度反ってしまった部分は元には戻りません。

これらの劣化症状を放置してしまうと、最悪の場合は雨漏りが発生してしまうこともあるため、早めの対応をおすすめします。

③コケ・藻・カビの発生

経年劣化によって防水性が下がったコロニアル(カラーベスト)屋根には、水分が残りやすくなり、それによりコケ・藻・カビが発生しやすくなる場合があります。

コケ・藻・カビが発生すると美観が損なわれるだけでなく、屋根材がもろくなるおそれもあります。

コケ・藻・カビの発生が見られたら、高圧洗浄やバイオ洗浄でしっかりと除去したのち、再塗装する対応が一般的です。

④棟板金の釘が浮く・抜ける

コロニアル(カラーベスト)屋根は、てっぺんの部分が棟板金という金属板によって固定されています。

この棟板金も気温の変化によって膨張と収縮を繰り返しています。

結果、棟板金を固定している釘が浮いてきて、最終的には抜けてしまうことがあるのです。

釘が抜けてしまうと、雨が浸入しやすくなり、雨漏りや下地の腐食などの発生原因となってしまいます。

さらに、台風など強風にあおられると、棟板金が吹き飛んでしまう危険性があるので、注意が必要です。

そのため、屋根の点検に際には、棟板金の釘の状態も確認してもらうようにしてくださいね。

ここでは、コロニアル(カラーベスト)屋根を修理・リフォームする際の費用目安をまとめていきます。

2階以上の建物の場合は、別途で足場代も必要になるため、見積もりの際にしっかりと確認しておきましょう。

補修内容 修理費用 単価相場

塗装 1570万円

※2,0006,000/(縁切り・タスペーサー含む)

瓦の差し替え・交換 5,00030,000/

棟板金の補修 5,0008,000/m

漆喰の補修 2,5007,000/m

棟板金の撤去・交換 5,00012,000/m

「縁切り・タスペーサー」の重要性

コロニアル(カラーベスト)屋根を塗装する際のほとんどの場合で、「縁切り(えんぎり)」といった作業が必要になります。

この縁切り分の費用も加算されるので確認しておきましょう。

台風などで激しい大雨に見舞われたとき、屋根材の下には一時的に雨水が浸入します。

しかし、塗料で屋根材と屋根材の重ね目が詰まっている状態だと、中に入った雨水が排出されず、下地の腐食や雨漏りの原因になってしまうのです。

それを防ぐために、塗装後の屋根材の重ね目に隙間をつくる作業である「縁切り」が必要になるということです。

従来の縁切りは、カッターを使用して重ね目を11枚切っていくことが一般的でした。

しかし、これでは非常に時間がかかるだけでなく、塗膜を傷つけてしまうおそれもあることから縁切りを省いて作業をしてしまう業者も多いという問題がありました。

この問題を解消したのが「タスペーサー」という道具になります。

タスペーサーは、下塗り後に屋根材の重ね目に差し込んでおく物で、これによって隙間が確保され、塗装後に縁切りをおこなう手間を省いてくれます。

もちろん、縁切りをする必要がないケースもあるため、縁切りをしないから手抜きと判断せずに業者に説明してもらいましょう。

しっかりとした説明ができることが信用できる業者という判断基準のひとつになるでしょう。

コロニアル(カラーベスト)屋根の葺き替え・カバー工法の費用相場

施工内容 費用相場 ㎡単価

カバー工法 60150万円 5,80013,500/

葺き替え 70200万円 7,80017,300/

(スレートやガルバリウムの場合)

アスベストの危険性と処分費用

アスベストはとても細かな繊維状の鉱物です。

アスベストは、非常に軽量で耐久力もあることから、屋根材に使用されていました。

しかし、処理する際に適切な措置をとらないと飛散してしまい、飛散したアスベストが呼吸器官から肺に入り込んでしまった場合、肺がん、石綿肺、悪性中皮腫のような健康被害を引き起こす危険性があります。

とても危険なので、もし家がアスベストを含む屋根の場合「石綿作業主任者」などの資格を持っているスタッフのいる業者に依頼しましょう。

いつの時期の屋根がアスベストを含んでいるのか?

コロニアル(カラーベスト)屋根には、耐久性を高めるためにアスベストが含まれていました。

耐久年数は、2025年くらいといわれており、長い傾向にあります。

しかし、健康被害が問題になり、2004年に1%以上のアスベストを含む製品の製造・使用などの禁止、さらに2006年には0.1%以上含む製品も禁止になったことで、実質上の使用不可になりました。

つまり、2004年以前に製造されたコロニアル(カラーベスト)屋根を使用している場合は、アスベストが含まれている可能性が高いということなります。

アスベストを含む屋根の撤去費用

アスベストが含まれているコロニアル(カラーベスト)屋根の処分・撤去費用は、20,00085,000/㎡といわれています。

これらの金額はあくまでも相場で、業者や工事規模によっても異なるので業者に確認するようにしましょう。

費用に幅があり不安な場合は、「アスベスト診断士」や「石綿作業主任者」「特別管理産業廃棄物管理責任者」といった資格を持っているスタッフがいる業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

塗装や補修など定期的にメンテナンスをすると長持ちしますが、アスベストが含んでいる可能性があるのなら対応できる資格を持っているスタッフがいる業者に依頼することをおすすめします。静岡リフォームでは各分野のスペシャリストが在籍しております。

コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンス

コロニアル(カラーベスト)屋根の住宅で、築10年が経過している場合は、メンテナンス時期と考えていいと思います。

しかし、メンテナンスとひと口にいっても、劣化具合によって、塗装・葺き替え・カバー工法など
適切なメンテナンス方法が違ってきます。

さらに、築年数によってはアスベストが気になる方も多くいらっしゃると思います。
今回は、そんなコロニアル(カラーベスト)屋根について、さまざまな観点から説明していきたいと思います。

そのため、ご自宅の屋根がコロニアル(カラーベスト)屋根の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1  コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンスについて

1.1  720年で塗装などのメンテナンス・補修をしよう

1.2  コロニアル(カラーベスト)屋根の寿命は1035

1.3  防水シートも1030年で交換しよう

2  コロニアル(カラーベスト)屋根の主な劣化症状

2.1  ①屋根そのものが色褪せている・ツヤがない

2.2  ②反り・割れ・ヒビ・欠け・剥がれの発生

2.3  ③コケ・藻・カビの発生

2.4  ④棟板金の釘が浮く・抜ける

3   コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンス費用相場

3.1 「縁切り・タスペーサー」の重要性

4   コロニアル(カラーベスト)屋根の葺き替え・カバー工法の費用相場

5   アスベストの危険性と処分費用

5.1  いつの時期の屋根がアスベストを含んでいるのか?

5.2  アスベストを含む屋根の撤去費用

6  まとめ

コロニアル(カラーベスト)屋根のメンテナンスについて720年で塗装などのメンテナンス・補修をしよう

コロニアル(カラーベスト)屋根は、築10年が経過する頃から劣化が始まるものがあり、防水シートも10年経過を目安に平均的に耐久年数を迎えます。

さらに、他の屋根周辺部位である「棟板金」や「漆喰」も、1020年が補修の目安時期のため、同時にメンテナンスが可能ならば理想的です。

しかし、コケの発生や塗膜の激しい劣化、瓦の割れなど515年で劣化症状が見られる家もあります。

劣化箇所を発見した場合は、あまり先延ばしにせずに早めの点検・メンテナンスを実施することをおすすめします。

コロニアル(カラーベスト)屋根の寿命は1035

コロニアル(カラーベスト)屋根は、製品によって差があるのですが、耐久性の高いものであれば2030年、長寿命のものなら35年ほど持つといわれています。

もちろん10年に1度くらいの頻度で塗装をおこなっている屋根は、メンテナンスをしていない屋根と比べて寿命が延びやすいといえます。

ただし、先述したように製品によっては1015年程度で劣化が見られるものもあるため、注意が必要になります。

劣化が促進している場合は、単に再塗装をしても防水力に不安が残る可能性があります。

ゆえに、単純に築年数だけで判断するのではなく、リフォーム業者などのプロに調査をしてもらったうえで施工方法を決めることをおすすめします。

防水シートも1030年で交換しよう

コロニアル(カラーベスト)屋根に限らず、屋根材の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが敷かれています。

防水シートの耐久年数は1030年といわれており、屋根材よりも短いです。

そのため、屋根材に劣化が見られなくても、防水シートの劣化が進んでおり防水力は大きく下がっているというケースもあります。

その場合、葺き替えやカバー工法が必要になるかもしれません。

結論、最低でも10年に1度の頻度で部分補修をするとよいでしょう。

コロニアル(カラーベスト)屋根の主な劣化症状

ここからは、コロニアル(カラーベスト)屋根によく現れる劣化症状について説明していきたいと思います。

症状が発生する原因や、メンテナンスをせずに放置した場合のリスクなどを紹介していきますので、お見逃しなく。

①屋根そのものが色褪せている・ツヤがない

塗装が紫外線や雨水などの外的要因によって、少しずつ劣化し色褪せたり、ツヤがなくなったりします。

塗膜が薄くなることで防水性が下がり、塗膜の下のコロニアル(カラーベスト)の主成分であるセメントに水が吸収されやすくなります。

見た目だけの劣化ではないため、再塗装などでメンテナンスを検討すべきです。

②反り・割れ・ヒビ・欠け・剥がれの発生

表面の塗膜が薄くなることで防水性が下がると、コロニアル(カラーベスト)屋根は水分を含むようになってしまいます。

雨や凍結などで水分を含んだ屋根は膨張して、その後に日差しが当たると乾燥して急激に収縮をします。

これを繰り返すことで、反りやヒビ、割れが発生してしまうのです。

ほんのわずかなヒビなどであれば、塗装や部分補修で対応できるかもしれませんが、一度反ってしまった部分は元には戻りません。

これらの劣化症状を放置してしまうと、最悪の場合は雨漏りが発生してしまうこともあるため、早めの対応をおすすめします。

③コケ・藻・カビの発生

経年劣化によって防水性が下がったコロニアル(カラーベスト)屋根には、水分が残りやすくなり、それによりコケ・藻・カビが発生しやすくなる場合があります。

コケ・藻・カビが発生すると美観が損なわれるだけでなく、屋根材がもろくなるおそれもあります。

コケ・藻・カビの発生が見られたら、高圧洗浄やバイオ洗浄でしっかりと除去したのち、再塗装する対応が一般的です。

④棟板金の釘が浮く・抜ける

コロニアル(カラーベスト)屋根は、てっぺんの部分が棟板金という金属板によって固定されています。

この棟板金も気温の変化によって膨張と収縮を繰り返しています。

結果、棟板金を固定している釘が浮いてきて、最終的には抜けてしまうことがあるのです。

釘が抜けてしまうと、雨が浸入しやすくなり、雨漏りや下地の腐食などの発生原因となってしまいます。

さらに、台風など強風にあおられると、棟板金が吹き飛んでしまう危険性があるので、注意が必要です。

そのため、屋根の点検に際には、棟板金の釘の状態も確認してもらうようにしてくださいね。

ここでは、コロニアル(カラーベスト)屋根を修理・リフォームする際の費用目安をまとめていきます。

2階以上の建物の場合は、別途で足場代も必要になるため、見積もりの際にしっかりと確認しておきましょう。

補修内容 修理費用 単価相場

塗装 1570万円

※2,0006,000/(縁切り・タスペーサー含む)

瓦の差し替え・交換 5,00030,000/

棟板金の補修 5,0008,000/m

漆喰の補修 2,5007,000/m

棟板金の撤去・交換 5,00012,000/m

「縁切り・タスペーサー」の重要性

コロニアル(カラーベスト)屋根を塗装する際のほとんどの場合で、「縁切り(えんぎり)」といった作業が必要になります。

この縁切り分の費用も加算されるので確認しておきましょう。

台風などで激しい大雨に見舞われたとき、屋根材の下には一時的に雨水が浸入します。

しかし、塗料で屋根材と屋根材の重ね目が詰まっている状態だと、中に入った雨水が排出されず、下地の腐食や雨漏りの原因になってしまうのです。

それを防ぐために、塗装後の屋根材の重ね目に隙間をつくる作業である「縁切り」が必要になるということです。

従来の縁切りは、カッターを使用して重ね目を11枚切っていくことが一般的でした。

しかし、これでは非常に時間がかかるだけでなく、塗膜を傷つけてしまうおそれもあることから縁切りを省いて作業をしてしまう業者も多いという問題がありました。

この問題を解消したのが「タスペーサー」という道具になります。

タスペーサーは、下塗り後に屋根材の重ね目に差し込んでおく物で、これによって隙間が確保され、塗装後に縁切りをおこなう手間を省いてくれます。

もちろん、縁切りをする必要がないケースもあるため、縁切りをしないから手抜きと判断せずに業者に説明してもらいましょう。

しっかりとした説明ができることが信用できる業者という判断基準のひとつになるでしょう。

コロニアル(カラーベスト)屋根の葺き替え・カバー工法の費用相場

施工内容 費用相場 ㎡単価

カバー工法 60150万円 5,80013,500/

葺き替え 70200万円 7,80017,300/

(スレートやガルバリウムの場合)

アスベストの危険性と処分費用

アスベストはとても細かな繊維状の鉱物です。

アスベストは、非常に軽量で耐久力もあることから、屋根材に使用されていました。

しかし、処理する際に適切な措置をとらないと飛散してしまい、飛散したアスベストが呼吸器官から肺に入り込んでしまった場合、肺がん、石綿肺、悪性中皮腫のような健康被害を引き起こす危険性があります。

とても危険なので、もし家がアスベストを含む屋根の場合「石綿作業主任者」などの資格を持っているスタッフのいる業者に依頼しましょう。

いつの時期の屋根がアスベストを含んでいるのか?

コロニアル(カラーベスト)屋根には、耐久性を高めるためにアスベストが含まれていました。

耐久年数は、2025年くらいといわれており、長い傾向にあります。

しかし、健康被害が問題になり、2004年に1%以上のアスベストを含む製品の製造・使用などの禁止、さらに2006年には0.1%以上含む製品も禁止になったことで、実質上の使用不可になりました。

つまり、2004年以前に製造されたコロニアル(カラーベスト)屋根を使用している場合は、アスベストが含まれている可能性が高いということなります。

アスベストを含む屋根の撤去費用

アスベストが含まれているコロニアル(カラーベスト)屋根の処分・撤去費用は、20,00085,000/㎡といわれています。

これらの金額はあくまでも相場で、業者や工事規模によっても異なるので業者に確認するようにしましょう。

費用に幅があり不安な場合は、「アスベスト診断士」や「石綿作業主任者」「特別管理産業廃棄物管理責任者」といった資格を持っているスタッフがいる業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

塗装や補修など定期的にメンテナンスをすると長持ちしますが、アスベストが含んでいる可能性があるのなら対応できる資格を持っているスタッフがいる業者に依頼することをおすすめします。静岡リフォームでは各分野のスペシャリストが在籍しております。